コーリンと名付けたベア
2014年 05月 08日
カラフルベアシリーズの続作です。
クリスマスカラー(赤×緑)、ミモザ色(緑×黄色)、デルフィニウム(青×ピンク)に
続きまして、今回の色はなかなかの冒険カラーです。
すごくストレートな紫!
私、前世に何か紫と深い関わりがあったかと思うほど、惹かれる色です。
でも本来、紫がかった・・・という感じの色味が好みなんですけど・・・
でもこのモヘアはなんともシックで個性的で気に入ってしまいました。
地色が緑っていうのもなかなか渋いです。
なぜ、コーリンと名づけたかと言いますと・・・
緒方光琳のコーリンです。
この写真は昨年のGW、根津美術館に緒方光琳の燕子花(かきつばた)図屏風を
見に行ったとき、
美術館の和庭園に咲き誇っていた燕子花(かきつばた)です。
このモヘアを手にとったとき、風景が思い浮かんだもので・・・
で・・・かなり個性的なベア「コーリン君」が誕生しました。
目はぶどう色です。
光の加減でキラリ~ンと、ワインのように光るのがお気に入りです。
迷ったのは鼻の刺しゅう糸の色。
黒とか茶糸では沈んでしまうし、金では強すぎちゃうし・・・
なので、紫色の上に置いて黄金色に見えるような感じのオーカー(黄土色)を
選びました。
それでもしっくりくる色がなくて、結局、布絵の具で上から少し彩色して、
ようやく落ち着きました。
刺しゅう糸ってなかなかぴったりの色を探すのは難しいので、
これからこの方法で好みの色に合わせていこうと思います。
(2014年3月生まれ)