一昨日、狸風小豆熊とご紹介した子、
更なる進化?!を遂げ、こんな新種の生き物となりました。
本来、ものづくりとは、
当初のイメージをいかに形にするかが大切ですが、
たまには試行錯誤しながら、方向転換していくのも
楽しいですし、今後の展開に繋がるかも...
と、思いますので、温かく
見守っていただければ幸いです。
今回ちょっと試したかったのは、
部分的に「立ち毛」をカットする、
そのカットをもっと徹底的に
『脱毛』して、すっかり地の生地だけを
残す、と言うか強調すること...
ベア用のモヘアやアルパカなどの
いわゆる立ち毛のカットパイルの織物は
よく見ると、立ち毛と立ち毛の間に
下の図の様に、織りの組織として必要な
部分(ほんのひとすくいの糸)があるわけなので
どんなに丁寧に根元まで立ち毛をカットしても
このつぶつぶに見える部分は残るのです。
(甚だ略図ですが...)
もちろん、これが見苦しいと言うわけではありません。
毛の色が下地に微妙に残って見えるのが、
カットした部分とそうでない部分を
いい感じに馴染んませてくれるので、
これはこれでいいんです。
ですが、今回はこれをなるべく残さず
抜き取って、顔面にしてみたら
どんなかな...というのを試したかったんです。
このポツポツは、目打ちなどで
生地を傷めないように気をつけながら、
一つ一つ抜き取ります。
なかなか面白い作業ですよ〜♪
で、抜き取って顔面がスッキリした
「生地」に見えるようになってから、
少々、グラデーションに着色しました。
ふむふむ、私としては
面白い効果を出せたかな...と思います。
この子の制作は装飾など、もう少し
続けます。
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